2008年11月16日日曜日

雨の午後

少しずつ寒くなっている日で
ことに雨なぞが降りそぼっていると
どうしても外出がおっくうになる

外の景色を
何の気なしに観ている

霧雨にけぶり
街並みが
寒気とあいまって
滲んで見える


その時の
景色と
それに打たれた心を
克明に切り取って
そのことを残す文化が
日本にはある

俳句や短歌である

雨のひまにまかせて
啄木をひも解く

たはむれに母を背負いて
そのあまりの軽きに泣きて
三歩歩まず

うーん
郷里に帰りたきものだ
われは大丈夫なれど
そを生みし母も今は
何歳になったのであろうか・・・・


なんとなく汽車に乗りたく思いしのみ
汽車を降りしに
ゆくところなし


あるよな 
こういうことも


こころよき疲れなるかな
息もつかず
仕事をしたる後のこの疲れ


これもあるし こうありたし
仕事とはこういうものかもしれない


はたらけど
はたらけど猶わがくらし楽にならざり
ぢっと手を見る


これもこれも
赤貧の日本の暮らし
その連綿とした続きにある
今の飽食の暮らし・・・・


友がみなわれよりえらく見ゆる日よ
花を買い来て
妻としたしむ


やはり家族が一番
最大の味方はやはり家族なのである


ふるさとの
なまりなつかし
停車場の人ごみの中に
そを聴きにゆく


若かりし日のわれとわが友
互いに里のことばで
大いに論じたものだ

人生につき
政治につき
この日本につき
そのようにして若者は
どのように成長していくのだろうか


雨もまたよしなのである

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

以前にも 書いたけど せっかくだから

自分でも 詠んでみましょう まず一首

人生が 広がるかもよ 五坪ほど