それにしても酔狂なものである
日記を公開するという現代の仕組みである
日記というものは本来
誰の目にも止まらないということを
前提として書かれるべきものである
日常の心の動きを
誰にとがめられることを
気兼ねすることなしに
正直に告白する自分との対話の場所が
日記であるはずである
それがどうであろう
こんな場所に自分も書いている
こんな場所であるから
実のところ
正直な精神の吐露など
はるか遠いところにある
でも書かないよりはましなのかもしれない
誰のためと言って
実は自分のためなのである
こんな雑文なんていうものは
元来自分以外の者にとっては
酔狂以外の何物でもない
こんな文章に時間を費やすぐらいなら
そこらへんの本屋さんで
500円も払えば
日本は当然ながら
世界中の天才の
文章に接することができる
時間は当然ながら有限であるから
限られた時間は
惜しみなく大切に扱うべきものである
風呂で吉田兼好の徒然草を
眺めていた
かの兼好さんも
誰に読まれるべきものでもなく
ただつれづれなるままに
自らの心に生起したよしなしごとを
ただ筆のおもむくままに
つづっている
そんな文章を
だれが何百年の歳月を隔てて
私みたいな未熟者が
風呂の中で何とはなしに眺めるであろうことを
予測しえたであろうか・・・・
日記をしたためていくことは
自分のためだけということに
改めて限定しよう
そんな中で
自分の中におこる
何らかのことを
誰に評価を求めるでもなく
自分の記録として
ここにしたためていこう
それだけのことなのだ
最近読んだ本は
夏目漱石
坊ちゃん
こころ
失敗の本質
日本軍の組織的研究
木曜日だった男
チェスタトン
思考の整理学
読みの整理学
言葉の教養
外山滋比古
坂の上の雲
司馬遼太郎
人間を考える
松下幸之助
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