1週間のうち
何日かは必ず出張に出ているため
会社の近所の歯科医には
だいたい1週間に一度のペースである
とても少しずつの
故障個所のメンテナンス作業が
緩やかに続いている
いままでほったらかしにしてきた
自分の歯が
少しずつ少しずつ
治療されてゆくことが
なんとなくうれしい
若いころは
歯科医はそれこそ寄り付きたくない場所の
上位を占めた
しかし最近は
ありがたい場所と思えるようになりつつある
そもそも
歯医者に行くという行為は
他の誰のためでもない
まさしく自分のためだけの行為である
よくよく考えてみると
歯科医だけでなく
ときどき行く町医者や
ときどき勉強する英語や
ときどきおもむくスポーツジムや
すべてがほかの誰のためでもない
自分だけのための
自分だけの選択肢としての
結果なのである
別に行かなくてもいい場所だし
だれも私に強要などしていない
それが大人ということなのだろう
すべて自分のための自分の選択なのである
少しずつ少しずつ歯を治療していきながら
自分の体が少しずつメンテナンスされてゆくことが
実感される
愚直に少しずつなのである