普段通過したことはあるが
街に降り立つことは
これまでなかった
特段の要件はない
それでいて何かしなければならない
という切羽詰まった拘束もない
休みの日の醍醐味である
どのように過ごしてもいい
と改めて自分自身に言い聞かせると
それだけでなにかとてつもない
幸運をいただいたような気がして
自然に感謝の念が胸の内に湧き上がる
ありがとうございます
YES WE CAN!
土曜日の赤坂の街は
人が多い
どちらかといえばこの街は
オフィス街である
普段の堅苦しいおじさんの姿は
あまり見えず
そのかわり家族連れが目立つ
休日の行楽なのである
ここでは
TBSが幅を利かせている
駅を降りるとすぐに
赤坂サカスという商業施設がある
TBSの番組の番組宣伝ブースに
人だかりである
亀有公園の両さんにふんした信吾君の
等身大販促物のまえで
みな写真を撮っている
世界陸上のブースは大きく
場所をとっていた
うがった見方をすると
TBSの上からの目線らしきものが
気になる
顧客に
【はいあなたたちは
こんな芸能人の夢の世界がうらやましいでしょう】
【はいはいたかってきて写真でも撮りなさい・・・】
なんて無言のうちにいっているようだ
やたら警備兵の数も目立つ
なんやねん・・・・・
何をかみついているだろう
貴重なお休みなのに・・・
そんな赤坂を通り抜け
乃木坂に差し掛かる
明治帝崩御に殉死した
あの乃木将軍の乃木坂である
乃木神社というのがあった
神になったのか
賛否両論あるものの
かつての日露戦争で
旅順攻略の折
愚劣な参謀を配下におさめていたとはいえ
無策の連続で
優秀な日本兵の膨大な命を死に追いやった
乃木希典将軍の神社である
乃木坂をこえ
青山に向かっていると
青山墓地に至る
夏の入道雲のさなか
蝉が最後の力を振り絞って泣いている
その中にほのかに線香の香して
道路の先に蜃気楼がみえる
そこから
ふらふらと歩いていると
青山学院大学が左手に見えてきた
学問の府の建物は
何かしら心なごませてくれる
暑いさなかおしゃれで美しい女の子が
正門から出てきた
かつて私の通ったの大学に
この手の女の子はいなかったなあ
などといらぬことを考えたりした
青山を抜けると
すぐに渋谷である
膨大な数の若者が繰り出している
さすがに渋谷である
人込みをかき分けて
昔かよった仕事場まで歩を進めた
まだあった・・・
なんとなく懐かしい
渋谷公会堂を横切り代々木に向かう
NHKの前の広い敷地で
昔一人でよく弁当を食べたものだ
代々木公園を横切り
神宮の森へ
改めて明治帝にご挨拶をして
夏の東京散歩はこの辺にしておこう
明治神宮前から
地下鉄に乗って帰った
歩かなくては通り過ぎて
見過ごしていることが
この人生のなかには
砂の数ほど膨大にある
さりとてそれも一つ一つである
2 件のコメント:
両さんは『慎』吾である。
ごあしたか
あいがとな
おんにきいもす
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