2009年12月14日月曜日

坂の上の雲

青春はいつの時代もすがすがしいものらしい

坂の上の雲のドラマが始まった

今年は第一部で
主人公の青春時代が主な主題になっている

その中の一人の
正岡子規をこの平成の時代に
ここまで身近な存在として
よみがえらせたのは
ひとえに司馬遼太郎の功績である

今に残る彼の肖像写真は
どれもいかつく
まったく
今の平和ボケでたるんだ我々とは相いれない
対局の存在として
とらえられがちだった

柿食えば
鐘が鳴るなり
法隆寺

と詠ったかの名句に対して
今の時代の
どれだけの人が
共感を抱くことだろうか

そんな遠い存在としか
思われなかった彼を
なんとしたことか・・・

儚く
それでいて甚大に夢見がちで
朝令暮改で
人間らしく弱くも
明治人らしく強じんでもある
なんとも人間らしすぎる可憐な彼を
今の時代に
小説という形態を通じて
強力によみがえらせた

彼を映像で見ていると
いつしか胸熱くなり
涙がこぼれてくる

それは
人間としての
それとも
同じように経てきた
青春のほろ苦さに対する
懐かしさのようなものなのか

いろいろな共感が入り混じりながら
心熱く涙こぼれる

香川照之も何かしらに
憑依された如く
子規と何時しかクロスして
その真摯な姿が視聴者に対して
感動という共感で
伝播されてくる

そんな
坂の上の雲

今回は
NHKもいい動きである

何とも配役もいい

背景となる音楽もいい

ここしばらく
日曜日の夜はとても楽しみなのである

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