青春はいつの時代もすがすがしいものらしい
坂の上の雲のドラマが始まった
今年は第一部で
主人公の青春時代が主な主題になっている
その中の一人の
正岡子規をこの平成の時代に
ここまで身近な存在として
よみがえらせたのは
ひとえに司馬遼太郎の功績である
今に残る彼の肖像写真は
どれもいかつく
まったく
今の平和ボケでたるんだ我々とは相いれない
対局の存在として
とらえられがちだった
柿食えば
鐘が鳴るなり
法隆寺
と詠ったかの名句に対して
今の時代の
どれだけの人が
共感を抱くことだろうか
そんな遠い存在としか
思われなかった彼を
なんとしたことか・・・
儚く
それでいて甚大に夢見がちで
朝令暮改で
人間らしく弱くも
明治人らしく強じんでもある
なんとも人間らしすぎる可憐な彼を
今の時代に
小説という形態を通じて
強力によみがえらせた
彼を映像で見ていると
いつしか胸熱くなり
涙がこぼれてくる
それは
人間としての
それとも
同じように経てきた
青春のほろ苦さに対する
懐かしさのようなものなのか
いろいろな共感が入り混じりながら
心熱く涙こぼれる
香川照之も何かしらに
憑依された如く
子規と何時しかクロスして
その真摯な姿が視聴者に対して
感動という共感で
伝播されてくる
そんな
坂の上の雲
今回は
NHKもいい動きである
何とも配役もいい
背景となる音楽もいい
ここしばらく
日曜日の夜はとても楽しみなのである
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