意識して歩くようにしている
朝は会社の最寄り駅の2つ手前の
日比谷で降りる
駅を上がると日比谷公園である
秋の朝
地下から地上に上がる瞬間
何とも言えずクオリアを感じる
ふっとさわやかな風が体内を吹き抜ける
ベンチには思い思いの朝を過ごす人々がいる
そんな人を横目に
穏やかな音楽を聴きながら
ゆっくりと過ぎゆく
会社を出ると
夜の街に足を踏み出す
都会の夜は夜景が美しい
明るい時に聴いている音楽も
暗くなると様相を変化させる
きらきらと光る街並みを
ゆっくりと自分のペースで歩く
ただひたすら歩く
そこに二義的な効用なぞ
別段意識して求めるべくもない
新橋を過ぎゆき
銀座をこえる
いろいろなきらびやかな人たちがいる
この人たちが
日本で一番豊かな部類の人たちなのだろうか
そんなこともあるまい
と誰にとがめられることもなく
一人思いながら歩く
体がほのかに火照ってきたとき
日本橋に到着する
地下に降りて
自分の家のある方面へ
今度は地下鉄に乗る
そんな繰り返しの最近の日々である
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