2011年4月14日木曜日

春のひととき

春のともしびは靄気に滲んで輪郭がぼやけている


遠くにゆらめくほのかな春のともしびは
そこにひとが息づいている証でもある

地下鉄の列車の音も
靄に包まれたように優しく過ぎ去る

幾多の人の人生を乗せて
まっすぐにレールを走ってゆく

何気ない日常の姿が
とても貴重に思える

普通のことの集積が人生である

その中にその人なりのトピックもある

それでも大半は何気ない日常の連続である

それが積もり積もって人生の山を築く

春が来ている

霞にぼやけて緩慢な感じも
春の優しさである

0 件のコメント: