何時もならすぐに地下鉄に乗るところを
何気なく歩いた
しばらく歩き続けると
スポーツウェアを颯爽と着こなした
若い夫婦が楽しげに語らいながら
右わきを駆け抜けていった
何も考えず
ただ歩く
しばらくすると市ヶ谷についた
そこの角に
東郷記念公園とあった
若者が土曜の午後
キャッチボールをしていた
市ヶ谷を過ぎると四谷である
ここも若者が多いせいか
洒落たお店がたくさんある
新宿御苑に接した道路には
おしゃれなオープン形式の
カフェが点在し
若い人たちが思い思いの時間を過ごしていた
本を読んでいる
おっさんもいる
と思えば公園内で
山田錦とかいたビンをあけ
ベンチで杯をあげる若者もいた
四谷をこえると新宿である
進化し続ける大都会は
自分の知っていた10年前とは
その様相を激変させていた
新宿3丁目から
地下鉄に乗って神保町に移動
さすがに腹が減ってきたので
サブウェイでテイクアウト
近所のお茶の水公園というところで
一人休息
神保町からお茶の水にかけては
私の青春の街だ
昔かよった駿台の校舎は
近代的なまっさらなビルに変貌していた
ここで今も自分の夢に向かって
ストイックに学んでいる若者がいるのだろう
その横は明治大学
一つの夢を達成した若者たちは
その若さを謳歌する
怠惰で貧しいが
それでいて、なにをやっても楽しい
というこれまた普遍の青春の断片が
そこここに点在していた
お茶の水の湯島を一瞥し直進すると
秋葉原である
日々進化する日本のモノづくりの
展示場である
にぎわいはその景気を表す
底堅い力を感じた
秋葉原をぬけ神田へ
昔行った鶴亀は健在だった
まだ暗くもない時間に中をのぞくと
ほっピーをしている
おじさん群が何組か顔を赤らめていた
神田を過ぎ日本橋へ
最後の力を振り絞って
茅場町までいった
電車に乗って自分の街へ移動した
休日の東京散策は
いろいろなことを思い起こさせてくれる
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