人間、長いこと生きていると
どうしても物が増える
着るものが増えるし
読む本も増える
履く靴も増えるし
なにかと増える
一つには
学生時代と違って
大抵のものは
自分が欲しいと思ったら
手に入れることができる
経済環境を手に入れているからだと思う
とはいえ
自分の生活環境の物理的な広さは
さして変わらない
まして
世界でも有数の地価の高い日本
とりわ
けその首都である東京に
きょをかまえていると
大抵のものより
生活する空間へのコストが
一番高い
そんな世界一高い空間を
言って見れば二束三文のガラクタに
長い期間占有されていると言うことは
漫画のような滑稽な笑い話のようでもある
そんなことを考えているのは
ここ最近つねに処分と放置との間で
自分の中で密かに葛藤しているゆえである
考えてみれば
葛藤すること自体
無駄の極致とも思う
人生は当然ながら有限であり
人間の人生の中で
何が一番大切かといえば
それは時間のはずである
その何にも変えがたい時間を
捨てるべきか捨てざるべきか
ああいかに
などと人知れず時間を無為に過ごすなど
なんとももってのほかである
そんな感じで秋の休みの時間は
過ぎて行く
待ってくれなどしない
外は秋雨出る
昨日までと打って変わって
寒いあきさめである
さて
重い腰をあげて
少し勇気を出して
処分に取り掛かろう
人間はいくつになっても
絶え間なくまえに進まねばならないのだ
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