新しい年が始まる時は
何かしら気持ちもおごそかになる
そんな気分は
おそらく文化というもので
何とも説明のしようもない
この清らかな気持ちは
日本文化というものだろうか
めでたさも
ちう位也
おらが春
初夢に
故郷を見て
涙哉
春立つや
愚の上に又
愚にかえる
初空の
祝儀や
雪の
ちらちらと
ここまでは
小林一茶
十万の
常備軍あり
国の春
今年はと
思うこと
なきにしもあらず
大みそか
愚なり
元日
なお愚なり
ここまでは
子規
日本にとって
年末から正月にかけては
その物質的な環境は変わるものの
感興としては
昔からあまり変わっていないのかもしれないし
そのことが
風雪に耐える
文化なのかもしれない
そんな感慨は
当然ながら
他国の人なぞには
わかるはずもないし
こちらとて
異国の文化的匂いなぞ
十全にわかるはずもない
そんなそれぞれの独自の文化があって
始めて
普遍化可能な
文明があるはずである
さて
本年も
わが国ですごす平和な正月はいつの間にか過ぎゆき
新しい起動の日を迎えた
とかく暗い話題のみ
いびつに大きな声で
聴こえてきたりするが
何をするにも人であり
故にこそ
文化に根差した元気が大いに必要だと思う
元気に腰を上げてゆこう
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