今日の福島への出張は譲れなかった
途中他のアポイントが入ったりしたが
すべて断った
福島といっても郡山での日帰り出張である
商談場所は郡山からタクシーで10分ぐらいと聞いていた
といえど少し早目についたので歩くことした
というか最初から歩きたくて
早目につくように動いた
3月も半ばに入るのに
頬をうつ風は冷たい
冬の日差しに照りかえる福島の国土を
少しでも体感したかった
昨年から思いがけず国際語にもなった
fukusima
といえど何も変わることなく在り続ける
東北の一つの地域である
風が寒く
目的地に着くか心配になった
風吹きすさぶ街路をかれこれ一時間歩いた
久しぶりに会う人たちの顔を思い浮かべて歩いた
耳元には
坂の上の雲のテーマを何回も繰り返した
緑の風景を見て
独り静かに涙がこぼれてきた
帰りの新幹線の窓から
美しい夕日が見えた
耳に流す音楽は
三丁目の夕日を繰り返し流した
山の稜線を照り返す夕陽は
どのように見つめ直してみても
美しかった
こんなに美しい場所に自分が同時に在ることが
不思議に感じられた
映画の特撮など使わなくても
美しすぎる日本の国土が
我々には身近にある
そんな日帰り出張だった
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